本業は編集者、ディレクター。でも、実はシブヤ大学恵比寿キャンパス校長や、恵比寿のアートイベント発起人など、いろいろしてます。そんな小倉若葉(おぐらなおよ)の日常を綴っています。子育ても満喫中。
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不運は笑って乗り切ろう


木曜日、日付が変わる前に命からがら九州から戻ってきたわけですが、東京は朝、ざざっと雨が降っただけだったんですよね。

「これから飛行機乗って帰るからっ」

いろいろあって殺気立ちながら福岡空港から夫に電話したら、何やらわいわいがやがや楽しそうな空間にいたらしく、「は~い、気をつけてね」とのんきな声が帰ってきました。

そうなんです。

東京は平和でも、九州は大嵐。

東京でいつもと変わらぬ日々を送っている間にも、地震にあった新潟の人たちは大変な思いをしてるんですよね。

そういうことを忘れちゃいかんなーと、身をもって体感した一日でした。



で、そんな一日の大変だったこと、驚いたこと、ちょっぴりおもしろかったこと。

●朝、7時に起きればいいところ、5時に目が覚める。2度寝を試みるも失敗。仕方なく睡眠時間4時間で日帰り出張に臨むことに。
(子どものころ、遠足の前日に眠れなかったものですが、今もあんまり変わってません)

●家を出ようとしたら、突然大雨。仕方なく駅まで歩く(6~7分)。靴もカルソンパンツもぐっしょり。ところが、駅に着いた途端、小ぶりに。一日の始まりなのに……なんかいやーな予感。

●睡眠不足のおかげで、機内では爆睡。目を開けたら熊本でした。

●熊本空港で帰りの便を予約しようとしたら、JALのお姉さんがいきなり「午後は台風のせいで飛ばないかもしれません」。それでは困ると押し問答している間に、「たぶん飛びません」→「まず飛びません」→「絶対飛ばないと思ってください」と言い直される。

●フリーダイヤルを業界で初めて導入した某化粧品メーカー(正しくは製薬会社?)を訪問。なぜか社食でゴハンをごちそうに。なんと、その厨房では会長さん(女性)が自ら社員のために調理していました! 毎日作っているそうです。1000人分ですよ!! バイキング形式でいただいたランチは、野菜たっぷりでとてもおいしゅうございました。

●工場見学のあと、取材開始。すごいことにこの会社、工場勤務を除く社員全員がワンフロアで働いているのです。いちばん数が多いのは、電話のオペレーターさん。昼ドラのあとにCMが流れると、全国から一斉にかかってくる電話に応対する様子も見学。それにしても、世の中にはなんて時間にゆとりがある人が多いのかとビックリ。

●16時過ぎ、無事取材終了。案の定、熊本空港は封鎖。「これは熊本泊まりか!?」と思ったら、明日も風が強ければ、飛ぶかどうかわからないとのこと。ひえ~。

●「福岡空港があるじゃん!」と思いつき、確認すると、今のところまだ通常運行中とのこと。やったー! 急いで熊本駅へ移動。

●熊本駅から福岡空港への交通手段は、電車またはバス。電車だと通常1時間半、バスだと2時間。とりあえず電車の運行状況を聞こうとしたら、駅員さんに「次に来る電車が最終です。そのあとは運休です。急いでください!」と言われ、慌てて切符を購入し、ホームへダッシュ。

●無事電車に乗り込む。が、熊本に着いた時点で、電車はすでに2時間遅れ。いやな予感。せかされたせいで、食べるものを買う余裕もなかったことに、一抹の不安。

●案の定、電車はのろのろ時速25キロ以下で走る。

●「こんなんじゃ、空港に到着するの、夜中になっちゃうよー」と思っていたら、全然知らない町でついに電車がストップ。

●あまりにも動かなくて、車内はだんだん不穏な空気。一方、わたしはというと、消化のいいランチのおかげで、おなかが空きだす。

●隣の席のおばあちゃんの「今夜はこのまま電車で過ごすのかねえ」のひと言に我に帰る。東京にか・え・ら・な・く・て・は! それにしても、ここはどこ? わたしはだれ?

●車掌さんが、熊本に引き返す電車を手配するかも、とのこと。経験上、鉄道はお役所仕事で、いつになるかわかったもんじゃない。ついに電車を降りる決意。

●編集者と営業担当と3人で「いつ来るかわからない電車を待って、熊本に引き返す」「比較的近い大牟田に移動して宿をとる」「福岡空港まで約2時間、タクシーを飛ばす」の3つの選択肢を協議。

●駅前に止まっていたタクシーの運転手さんにも相談。福岡空港まで普通に行けば、最終便に間に合うはずとのことで、タクシーに決定。

●車で移動中、台風が激化。高速道路で大雨と大風にあい、マジで命が縮まる。でも、タクシー運転手さんは意外とのんき。
「ちょっと飛ばしすぎじゃないですか? 安全運転でお願いしますね」
「あー、でも飛行機に間に合わなくなりますよ」
「飛行機より命ですから!! 運転手さんもお孫さんに会えなくなりますよ!」
最後はちょっぴり脅し入ってました。ごめんなさい。

●何とか福岡に到着。しかーし、運転手のヤローが間違えて、なんと国際空港に横づけしやがった。

●急いで国内線をめざす。が、日頃よほどテンパる機会がないのか、運転手さん、必要以上にオロオロしてまたも道を間違える。

●出発20分前にようやく到着。が、タクシーを降りてカウンターに向かったら、そこには人っこひとりおらず。しーん。えー、まさか間に合わなかった!?

●万一のことを考え、タクシーの中からあらゆるホテルに電話しまくったものの、高級ホテルもエコノミーホテルも、軒並み満室。ひえー、飛行機に乗れなかったら、空港で一夜過ごすことに!? 疲れた顔のわたし、テレビのニュースに出ちゃうかも!? そんなことを思っていたら、「お客さん、ここは到着ロビーです。出発ロビーはあちらですよ」と、空港スタッフの方。

●タクシーの運転手を呪いながら、疲れた体に鞭打って、200メートルダッシュ。なんとかギリギリ間に合いました。あー、いろんな意味で死ぬかと思った。

●時刻はすでに21時すぎ。おなか空きまくりで、やっと食べ物にありつける~♪ と思ったら、お弁当類は見事完売。仕方がないので、缶ビールとかまぼこでがまん(涙)。

●飛行機に乗り込むも、「やっぱり引き返します」なんてことになったら、洒落にならないね、とちょっぴりドキドキ。

●23時半過ぎ、無事羽田に到着。日付が変わるころ、ようやく自宅にたどりつく。夫がつくってくれていた晩ごはんに涙。

あー、なんて長い一日だったことでしょう! 

あまりにも激しくて、笑うしかないって感じです。


とっても不謹慎ですが、こういうサバイバルな状況って、嫌いじゃなかったりするんですよね~。

「なんとかなる」という楽観的な自分。

「や~、どーなっちゃうんだろ?」と不安を感じつつもわくわくしてる自分。

「参ったなー」と本気で仕事を心配してる自分。

いろいろいるんですが、不思議とイライラしたり、状況を呪ったりってことはないです。


若いころは、状況に腹を立てたし、自分の不運を呪ったと思うんですけどね。

年とっちゃったんでしょうかね。

いいことも悪いことも、ずっとつづくわけじゃないってわかってるからかな。

ともあれ、人生は楽しんだもの勝ちですもの!

できるだけ笑って暮らしたいと思うのであります。
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by hanaoui | 2007-08-05 10:29 | diary
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