本業は編集者、ディレクター。でも、実はシブヤ大学恵比寿キャンパス校長や、恵比寿のアートイベント発起人など、いろいろしてます。そんな小倉若葉(おぐらなおよ)の日常を綴っています。子育ても満喫中。
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ワクワク、はじめます!

少し前のお話になりますが、ずーっと会いたかった人に会いに行ってきました。

お茶とランチで延々3時間にわたって話しつづけましたが、実は彼とは初顔合わせ。
一昨年、カナダに滞在していた彼に、国際電話で1時間半ほどのインタビューしたことがあっただけだったのです。
「帰国後、お会いしましょう」と約束したまま、時だけが流れていたのでした。

「彼」は、犬のトレーニングにかかわるプロフェッショナルで、北米を中心に見聞し、新しいスタイルのトレーニング法を日本に持ち込んでいる人物。

そんな彼に聞いてみたいことが山ほどありました。
それは、保健所やシェルター、ブリーダー、ペットショップ、ペットフードなど、犬にまつわるあらゆること。

すでにご存じのとおり、ひょんなことから、散歩もしたことがない、犬用お菓子を食べたこともない、声帯がなく声をもたない成犬マルコが、我が家の一員になりました。
日々目覚ましい(?)マルコの成長に目を細めながらも、マルコのおかげで知ってしまったペットブームの現実。

知らなかったころの私にはもう戻れない、ならばとことん知りたい!
そう思ったのです。
たまたまマルコのドッグトレーナーのNさんが、「彼」と仲が良かったために、「これも何かの縁!」と、メールでアポイントをとったのでした。

年下とは思えないほど、貫禄(人としての、です)を備えた「彼」は、海外事情、国内事情など、さまざまなことについて惜しみなく話してくれました。
残念ながら、我が国における生産者や販売者、飼い主のモラル、行政の対応は、想像どおりお粗末なもの。
飼い主が無知なばかりに傍若無人なお犬様がいる一方、毎日何百頭という犬が飼い主に捨てられ、処分されているのです。

でも、悪い話ばかりかと思ったら、そうではありませんでした。
だって、犬のしつけや食べもの(調べてみたら、ペットフードがこれまた大問題!)に熱心な飼い主さんは確実に増えている!
犬の糞を始末しないこと、しつけができていないこと、犬を肥満させていることなどが、飼い主として恥ずかしいことであるという認識も、高まっています。


さて、「彼」がこれから新たに試みようとしている活動について、話が及んだときのこと。
彼は最後にこう言ったのです。

「だって、オグラさん、ワクワクするでしょう?」
ハッとして彼の顔を見ると、その瞳は本当にワクワクで満ち溢れていました。

ワクワクする!
それは、最高に楽しい感覚!

なのに、最近、日々仕事をこなさなければならないモードに陥っていた私は、すっかり忘れていたのです。
その言葉も、感覚も。

ペット業界、保健所、シェルター、飼い主と犬など、手当たり次第に本を読み、人から話を聞き、知れば知るほど「この大きな問題の全容をつかみたい。でも、いったい自分に何ができるだろう?」と、どこかで焦っていた私。
でも、彼のワクワクした顔を見たら、収まるべきところにストンと収まった気がしました。


マルコが人間からされたこと、あるいはしてもらえなかったことを思うと、あまりにも不憫で思わず涙ぐんでしまうこともあります。
でも、マルコの過去には絶望しても、今のマルコは希望のかたまり!
何より、マルコ自身は自分の過去を嘆いたりしてないんですもの。

昨日はトイレの失敗をしなかったし、公園の階段だってもう怖がらずに下りられるになった。
今はもう、ゴハンもお菓子も大好きで(それでも新しいものを口にするには時間がかかるけれど)、しかも、食べる前にはオスワリだって、マテだってできる。
明日は失敗しちゃうかもしれないけれど、1週間後にはもっとコミュニケーションできるようになっている!(たとえ声は出なくても)


「彼」は私に言いました。
犬と人とを取り巻く状況は、確実に動いていて、近々日本人の価値観はきっと変わる、と。

ホントにそう!
だって、私のようなほとんど無関心だった人間だって、今、自分にできることを夢中で考えているのだから!

だから今、私、とってもワクワクしています。
私たちの価値観が変われば、捨てられて殺される犬だって、マルコのようにケージに入れられたまま、散歩をしてもらえない犬だって、もっと少なくなる。

オイオイ、犬より人間が先だろう? という考え方もあるでしょう。
でも、飼い主をまっすぐに見つめ、顔を合わせるたびに全身で喜びを表現してくれる純真な犬の気持ちを思いやる人間が増えたら、人にもやさしい、暮らしやすい世の中になると思いません?

犬は、私たちにとって、もっとも身近な自然。
だって、旧石器時代から、私たちのそばにいたパートナーなのですから。
そして、いつも私たちにその身をもって、人間が忘れかけている何かをフィードバックしてくれるのです。


さて、先刻宣言したとおり、犬ブログ「マルコ、鳴かない犬」を立ち上げました。
少しずつですが、犬と人について、綴っていきたいと思います。
もちろん、笑いがいっぱいの犬のいる暮らしについても!

よかったら、ときどき覗いてみてください。
犬に興味がある方はもちろんですが、これまであんまり興味がなかった方が覗いてくださったら、これ以上うれしいことはありません。


さて、最後になりましたが、私が会った「彼」のホームページはこちら
イマドキ、とっても熱くて、カッコイイ青年です。
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by hanaoui | 2007-03-23 13:54 | diary
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