本業は編集者、ディレクター。でも、実はシブヤ大学恵比寿キャンパス校長や、恵比寿のアートイベント発起人など、いろいろしてます。そんな小倉若葉(おぐらなおよ)の日常を綴っています。子育ても満喫中。
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今月末まで、三田のアダンで画家の宮永リサちゃんが作品展を開いているため、昨晩行って参りました。
リサちゃんとは実に4年ぶりの再会! 友人のスタイリストに連れられ、リサちゃんがデュアルにやってきたときのことは今でもよく憶えています。 友人は「絵を描き始めたばかりなんだけど、何かあったら使ってくれないかな」というような趣旨で、リサちゃんを紹介してくれました。 リサちゃんの第一印象は、線が細くて、可愛らしくて、ほわんとしていて、でも緊張していたのか、ちょっとおとなしめな感じ。 早速絵を見せてもらうと、私はたちまちリサちゃんワールドに引き込まれてしまいました。 独学で描き始めたというその絵は、南国情緒たっぷりながらも、繊細な筆致で、心に染み込むような微妙な色使い。 ひと目でリサちゃんの魂が宿っているのが、見て取れました。 ところが、私がすぐに紹介できる仕事といえば、雑誌のイラストの仕事ばかり。 でも、雑誌の世界ではその魂はあまりにも清らかすぎるし、むしろ必要のないもの。 イラストレーターとしてスタートするにはもったいないと思い、すぐにその場でアダンの一作じいに電話をかけたのです。 ――じいなら、絶対にリサちゃんの絵を気に入るはず! まず作品展をやるならアダンがいいかも、と直感したんですね。 一作じいは若いアーティストの支援に熱心だし、アダンならさまざまな業界の人が集まるし、ぴったりだと思ったのです。 ところが、肝心のじいは、ハワイに行ってその日は留守とのこと。 私もちょうど仕事でバタバタしていたこともあり、この話はまた今度、という感じで流れてしまったのです。 後日、リサちゃんが送ってくれた絵ハガキを手元に置いたまま、時は流れていきました。 でも、いつも心のどこかで引っかかっていて、昨年、相棒の神宮寺と本を出版するときも、装丁画をお願いできないかな、と思ったりしたことも。 (残念ながら、本の内容とそぐわなかったので、実現しませんでしたが。) ところが、今年の3月に入り、突然一作じいから電話が。 じい「ナオヨ、リサって知ってるだろ? 今度アダンで作品展やるんだよ」 私「ええーっ? だって私、いつだったかリサちゃんのこと、じいに紹介しようと思って電話したんだよ」 じい「なんかそうだってなー。オマエと同じことを考えた奴がいて、去年の年末、リサを紹介してくれたんだよ。で、あんまりいい絵だから、2月に青山につくった『タヒチ』(お酒も料理も美味しいお店です)の、メインの絵とロゴを描いてもらったんだ」 私「どひゃー、そんなことになってたの! リサちゃん、いい子でしょう? 可愛いし。作品、絶対観に行く、観に行く」 やっぱり運命ってあるんですね。 ただ、4年前はまだそのタイミングではなかったというだけのことでしょう。 ほどなく、リサちゃんからも案内のハガキが届きました。 実は、リサちゃんの絵が展示され始めてから、すでに何度かアダンに足を運んでいたのですが、リサちゃんがアダンにいる日となかなかタイミングが合わなかったのでした。 そして昨晩、ついに再会を果したというわけです。 会わなかった4年の間に、リサちゃんは有名作家の本の装丁画を手掛けるなど、随分名前を上げ、雑誌からも取材を受けたり、画家としてめまぐるしい成長を遂げていました。 そして、もちろんその絵も。 私が最初に観たときの荒削りな感じは影を潜め、逆に優雅で繊細な線と色は、さらにのびやかさを増していました。 いつかリサちゃんに本の装丁をお願いできたらなぁ! その日まで、私自身も自分を磨き続けなくちゃ! 宮永リサちゃんと。バックの絵のタイトルは『花』。この100号サイズの見事な絵は、アダンの一作じいが、いたく気に入って個人的に購入し、現在分割払い中(笑)。
by hanaoui
| 2005-06-11 13:04
| diary
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